強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、陶酔の中で消えてゆく…。と言われています。現在の米国株はバブルではないか?といった声も聞こえてきます。
バブルの本質は、資産価格が本源的価値を超えて形成される点にあります。1999年のインターネットバブルでは、「ドットコム」と名のつく企業の株価が実態に関係なく高騰しました。2006年からは証券化商品のバブルが発生し、サブプライムローンの不払いが増加、優良とされた証券化商品がデフォルトし金融危機が進行しました。2008年9月にはリーマン・ブラザーズの破綻により、世界同時不況が起こりました。
最近では、ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイの動向が注目されています。2024年第3四半期末の現金保有高は3252億ドル(約49兆7600億円)で過去最高を更新しました。この背景には、魅力的な投資先の不足、税制変更の可能性、金利上昇などの要因があるとされています。
経済情勢は依然として不確実性が高く、多くの投資家が慎重な姿勢を保っています。インフレ圧力や地政学的リスク、気候変動による経済への影響など、多岐にわたる要因が市場に影響を及ぼしています。投資判断にはリスク管理が不可欠であり、多角的な視点からの分析が求められます。
警戒し過ぎる必要はないものの、投資の判断には慎重さが求められます。歴史的な教訓を踏まえ、過去にとらわれない冷静な判断が重要です。
本日は、アンラーン戦略について。
【アンラーン戦略】バリー・オライリー 著 ダイヤモンド社/2022年
「過去の成功」を手放すことでありえないほどの力を引き出す
過去にとらわれていると、将来の成功はおぼつかない!古くなった考えや行動を新しいものに置き換える、アンラーン戦略という。ある思考や行動が、ずっと成功をもたらし続けることは、ほぼあり得ない。かつては役に立ったものでも、成功を阻害するようになったのなら、それを手放し、新しい考えや行動に改める必要がある。そのためには、①脱学習:やり方・行動・信念が自分の潜在力や現在のパフォーマンスを阻害していることを認める勇気と自己認識、謙虚さが必要だ。②再学習:大きく考えた後は、最初の小さなステップを踏み出す。再学習するにあたって最も難しいことの1つが、願望を達成するためにはどういう行動を取るのが正しいのかを判断することだ。自分にとって正しい行動を見つけるには、様々な選択肢を試さなければならない。③ブレイクスルー:①、②のステップを得たことで新しい情報や洞察を得る。その結果、発想が変わり、もっと頻繁に行動の脱学習を受け入れるようになる。ブレークスルーによって、アンラーンが加速し続ける。集中すべき点を明確にし、反省し、常に進歩を意識しながら困難なタスクをこなすのだ。
資産運用では長期・分散・積立の大原則に沿って取り組む姿勢が大切です。
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