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休むも相場

トランプ氏の大統領返り咲きが決まりました。

来年就任となりますが、最優先政策として減税や規制緩和など米国景気の刺激策を掲げています。具体的には①トランプ前政権時の2017年に成立した減税・雇用法(トランプ減税)のうち、25年末に期限が切れる個人所得減税などを恒久的に延長する。②税率の引き下げで米国内の投資回帰を狙うため、法人税率一部15%に下げる。③石油・ガス掘削推進のため新規プロジェクトや連邦所有地リースの許認可④大幅な関税引き上げ⑤移民の流入規制などと言われています。

これらの経済政策により景気が刺激されると思われますが、投資家は将来的に景気が悪くなる中でのインフレ再燃、つまりスタグフレーションのリスクを考えておく必要があるかもしれません。(ちなみに株価の水準としては、経済学者のロバート・シラー氏が算出する物価変動の影響を除いた米株の実質PERは10月時点で36倍。大統領選の年の10月としては、00年の39倍に次いで2番目に高いそうです。)

一定期間に運用成果を求められるプロの投資家とは違い、個人は【時間】という強みがあります。市場の不透明感が強く、相場変動リスクが高い局面では状況が落ち着くまでやり過ごすという選択肢を選ぶことができます。まさに休むも相場ですね。

休むときには、瞑想が良いかもしれません。本日は、ヴィパッサナー瞑想の教科書。

【ヴィパッサナー瞑想の教科書】バンテ・ヘーネポラ・ダナラタナ 著 徳間書店/2023年

 

 

 

 

 

 

 

マインドフルネス気づきの瞑想

ヴィパッサナー瞑想を行うことで、私たちは人生を特別な方法で観察する能力を育てることができる。物事の本質をあるがままに見られるようになるのだ。この特別な認識方法を「気づき(マインドフルネス)」という。

気づきは、私たちが普段見ている見方とはまったく異なる。私たちは通常、自分の目の前にあるものをよく見ていない。絶えまなく流れている思考にとらわれすぎているため、真実に気づくことがない。日々の活動に夢中になって時を過ごし、楽しみや喜びをひっきりなしに追い求め、苦痛や不快から逃避している。そのことに全エネルギーを注いでいるのだ。

ヴィパッサナー瞑想では、こうした【楽】さをさらに得ようとする絶えまない衝動にとらわれることなく、真実をみられるよう、自分自身を育てる。皮肉なことに、楽を求めない時にのみ、本当の幸せが得られるのだ。楽を得たいという強い欲望をやわらげる時、真の充実感が生まれてくる。せかせかとあわただしく満足を追い求めるのをやめる時、本物の【生】の美しさが現れる。

資産運用では長期・分散・積立の大原則に沿って取り組む姿勢が大切です。
株式会社SlopeManageでは専門資格を保有した専任担当者が末永くサポートいたします。
よろしくお願いいたします。

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