卒論で忙しい大学生と交流がありました。
残り少ない大学生活で、今しかできない海外旅行などを楽しみたいと話していました。金融業界へ就職するとのことで、投資に対してどのようなアドバイスをしているかと質問を受けました。
一番重要な点として【私たちがお客様に頼られていること】が大事だとお伝えしました。本当の意味で信頼されるためには時間がかかります。住宅を買う資金、子供の教育費、老後資金を安心して託せる先と理解されて初めて、以下3つの投資アドバイスが有効になってきます。
①投資と投機の違い。投機は、株式の本源的価値とは関係なく単に株価がどうなるかを予測し売買すること。一方、投資とは事前の調査をしっかり行い、株式の本源的価値を見極めること。短期的には株価は需要と供給によって決まるが、長期的には本源的価値である、現在から将来にわたってビジネスで得られる全てのキャッシュの割引現在価値になると言われています。②損失コントロール。投資でいちばん重要なのは損しないことです。ただ予測が100%的中することはありません。事前に損失を許容できる範囲を決め、そのラインに達したら感情に左右されずに売却したり投資額を自分のリスク許容度に合わせて調整し、無理のない範囲で投資を行うことが大切です。③長期分散投資。時間を味方につけて短期的な市場の変動に一喜一憂せず、長期的な成長を見据えて投資を続ける。株式、債券、不動産、コモディティなど異なる種類の資産に投資することで、リスクを分散することが必要です。
とはいっても、人は見た目?が重要なんでしょうか…。本日は「見た目」の威力。
【人は見た目が9割】竹内一郎 著 株式会社新潮社/2005年
人は見た目で判断する
私たちの周りにあふれていることば以外の膨大な情報_____。それを研究しているのが、心理学の「ノンバーバル・コミュニケーション」と呼ばれる領域である。最近は、言葉よりも、言葉以外の要素の方がより多くの情報を伝達していることが分かってきた。アメリカの心理学者アルバート・マレービン博士は人が他人から受け取る情報(感情や態度など)の割合について次のような実験結果を発表している。〇顔の表情55%〇声の質(高低)、大きさ、テンポ38%〇話す言葉の内容7% 話す言葉の内容は7%に過ぎない。残りの93%は、顔の表情や声の質だというのである。実際には、身だしなみや仕草も大きく影響するだろう。
ついついコミュニケーションの「主役」は言葉だと思われがちだが、それは大間違いである。演劇やマンガを主戦場としている私は、人は能力や性格もひっくるめて「見た目が9割」といっても差し支えないのではないかと考えている。
資産運用では長期・分散・積立の大原則に沿って取り組む姿勢が大切です。
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