日本は米国などに比べ、アナリストがカバーする銘柄数が少ないと言われています。そのためファンドマネージャーが優良銘柄を発掘するファンドを見つけ出せれば、高いリターンが得られる可能性があります。つまり、日本株は割安に放置されている銘柄も多いということです。インデックスに勝る成績を収める投信も多数あります。
ただし、アクティブ投信への投資には注意点があります。国内の公募投信は2007年に3,000本弱だったものが2017年にはその倍の6,000倍になり、現在も横ばいの状況が続いています。日本では大手金融グループ内のパワーバランスから、証券など販売会社が収益を稼ぐために、売りやすい投信を運用会社が次々開発してきた歴史がありました。インデックス投信の成績を下回るものや純資産総額が10億に届かない小規模ファンドも見受けられます。優良な投信を見極める目利きが必要です。
いっぽうインデックス投信は「人並みの投資」とも言われ、物足りないとの声もあります。アクティブ投信のように大化けする可能性が乏しい面はあります。ただ、投資の神様ウォーレンバフェット氏も個人投資家に対して米国を代表する株価指数であるS&P500に連動する低コストのインデックスファンドに投資するという方法を勧めています。コアをインデックスに、サテライトで大化けにかけるといったポートフォリオを組む方法もありますね。
本日は、株式投資の不滅の真理。
【ウォール街のランダム・ウォーカー】 バートン・マルキール著 日本経済新聞出版社/2016年
個人投資家にとっては、個々の株式を売買したり、プロのファンドマネージャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックス・ファンドを買ってじっと持っているほうが、はるかによい結果を生む。
投資家が負担できるリスクはその年齢と証券投資以外から得られる収入に、大きく左右されるという確信をますます深めるようになった。また、投資に伴うリスクは、投資期間が長くなればなるほど確実に低下することも事実なのだ。
投資というものを、配当や金利、賃貸料などかなり確実性の高い収入の形で利益をあげること、および長期間保有して値上がり益を得ることを目的とした金融資産の購入、ととらえている。投資と投機を区別する基準は、どのような期間で投資リターンを考えるかがはっきり意識されているかどうかと、リターンが合理的に予測できるかどうか、の二点である。投機家は二、三日あるいは二、三週間の間に大儲けすることを狙って株式を取得する。これに対して投資家は、何年、あるいは何十年先まで安定的に配当をもたらし、あるいは持続的値上がりが期待できそうな株式を保有するのだ。
株式会社SlopeManageはお客様一人一人と向き合い、投機ではなく中長期の投資アドバイスをおこないます。よろしくお願いいたします。
▼Slope ManageサービスLP
https://www.slope-manage.com/lp/
▼Slope Manage公式LINE
https://lin.ee/VogCy3A