第50回衆院選挙が9月15日に公示され27日投開票となっています。
日本で初めて衆議院選挙が行われたのは、総務省の記録によると約130年前の明治23年(1890年)。大日本帝国憲法のもとで行われ、投票できたのは直接国税15円以上を納める25歳以上の男性だけでした。その後、いわゆる大正デモクラシーの機運の高まりとともに納税の条件は撤廃されていきました。また、男女ともに投票できるようになったのは、戦後間もない昭和21年(1946年)4月の第22回衆議院選挙からです。投票比率はなんと72.08%。女性の投票は予想以上に多かったと伝えられ、「食糧不足を解消してほしい」などの意見があったようです。昭和から平成の初めにかけて、衆議院選挙の投票率は70%前後で推移していました。
私たちは、18歳になると、「選挙権」が与えられます。選挙は、税金の使い方や国や社会のルール作りに対して主権者としてその意思を政治に反映させることのできる最も重要かつ基本的な機会です。
「人民の、人民による、人民のための政治」民主主義の基本であるこの言葉は、私たちと政治との関係を象徴する言葉です。
選挙で投票しましょう。本日は、世界の政党を知る。
【教養としての世界の政党】 山中俊之 著 かんき出版/2024年
世界各国の「政党」を知り、政策をみていくと、その国がこれからどこへ進もうとしているのか、何を大切にしているのかが見えてくる。
政党というものを大まかに理解する上で、「保守かリベラルか」という分類は役立つ。
一般的に、保守は伝統を重んじ、安全保障や国家防衛に力を入れる。社会的平等よりも経済的な自由を求め、「市場経済」を尊重する傾向がある。一方、リベラルは伝統よりも社会的な平等を重んじる。「ある程度は政府が介入して、皆が幸せになれるようにしよう」という考え方だ。しかし、これらは一般論。政党に属する議員がどんな地域の代表で、宗教や業界との関わりの深さはどうか、といったことに大きな影響を受ける。
各政党は、「2つの軸」から読み解ける。1つ目は、その政党が目指す政府が小さいか大きいか。「小さい政府」とは「個人の自由を尊重するから、公共サービスや福祉は最小限でいい」という考え方。かたや「大きな政府」は、教育、福祉、医療、環境保護など、補助金や規制を通じて国民の生活に政府が介入する。2つ目は「国際協調的か、自国中心的か」。この軸は自由貿易や移民に対し、その政党が目指す政府は、世界でどんなスタンスをとり、他国とどう関係していくかを知る指針となる。
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