「トム・ソーヤの冒険」で知られる米作家マーク・トゥエインの言葉とされています。
全く同じではないが、似たようなことはよく起きるという警句です。9月27日に自民党総裁選で、石破茂新総裁が選ばれました。地方創生を「日本経済の起爆剤」と位置づけて大規模な対策を講じる方針を打ち出し、企業が地方に進出するのを後押しするほか、デジタル化によって都市との情報格差を解消し地方に人材を確保するとしています。
週明け9月30日のマーケット反応を見ると、日経平均株価は-1,910円と大幅下落となりました。総裁候補だった高市氏が掲げた金融緩和路線を維持する「アベノミクス」の復活を市場が過度に織り込んでいたこと、石破新総裁が言及した「金融所得課税の強化・法人税の増額可能性」等が嫌気されたことが一因と思われます。
また、衆議院選挙を10月27日に行う方針を表明しました。市場のアノマリーでは「解散は買い」と言われております。2000 年以降に行われた衆議院の解散総選挙について、解散60営業日前と60営業日後を比較した日経平均の騰落率は平均で13%上昇しているそうです。しかし、現在は岸田政権時代やアベノミクスのころとは状況が大きく変わっており、日本経済のみならず世界経済の状況をしっかりと把握しないといけません。
本日は、過去から学ぶために。
【やり直す経済史】 蔭山克秀 著 ダイヤモンド社/2014年
本当はよくわかってない人の2時間で読む教養入門
2012年末の衆院選で民主党を破り、3年ぶりに政権の座に返り咲いた自民党は、内閣総理大臣に安倍晋三を指名した。日本再生の秘策として示したのが「アベノミクス」だ。名前の由来は、レーガンの経済政策である「レーガノミクス」。国民に説明する際には「3本の矢」という言葉を使った。①大胆な金融政策②機動的な財政政策③民間投資を喚起する成長戦略 の三つだ。
アベノミクスとは、本格的にデフレ脱却を目指す「リフレ」政策だ。
リフレとは「通貨再膨張」のことだ。この政策では、インフレ目標を2%と設定し、そこに到達するまで、意図的に通貨を増やし続ける。目標到達まで決してやめない。どんどん増やす。市場にもそうアナウンスし続ける。そうすることで、世の中からデフレ状態とデフレ心理を一掃する。
アベノミクスは、日本の長期にわたるデフレーションのいちばんの原因をデフレマインドととらえ、それがインフレマインドに変わるまで、怖くても無制限に金融緩和を続けていくという、シンプルだけど狙いが非常に明確な政策だ。
株式会社SlopeManageはお客様一人一人と向き合い、過去から学び、長期的なプランを作成してから実行します。
よろしくお願いいたします。
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